俺たちのＮｏ．１８

柏戦、あの悲劇・・出来るなら俺が身代わりになりたい。
そう思った。
でも、ナオはそんな心配するサポーターたちの思いを察知し、すぐさま怪我を押して自分のブログに思いを綴り、逆にサポーターを励ましてくれた。
そんなナオの診断が２８日の検査ではっきりした。
左膝前十字靱帯不全損傷および左膝外側半月板損傷。
不全という文字にかすかな期待感を持っていたのは自分だけではないと思う。
手術をすれば全治６カ月でワールドカップは絶望的だった。しかし、手術は回避され、全治６週間、あわよくば天皇杯セミファイナルには間に合いそうだとの見解。
コンディションが万全に戻るのならば、できるならば、ナオが元旦国立で、この鬱憤を晴らすかのように躍動する姿を見たい。
まずはゆっくり静養し、内視鏡術を受けた患部の炎症を引かせて、ゆっくり焦らずリハビリに入り、治して欲しい。
少しでも早く全治して、このような事故が二度と起きないことを願う。
俺はＮｏ．１８のユニフォームを纏い、11月3日、国立へ向かう。
ナオもその頃までには退院し、スタンドで仲間達の戦いを見届けるのだろうか。